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生活習慣病の種類によっては太っていることが発症のリスクになる

運動している肥満の女性

肥満はさまざまな病気を引き起こす要因として知られています。肥満は体に脂肪がつきすぎた状態ですが、体内の脂肪は皮下脂肪・内臓脂肪・異所性脂肪と3つの種類に分けることができます。

皮下脂肪は腹筋の外や太もも、下半身につきやすく、皮下脂肪肥満型の人の体型は下半身太りになるという特徴があります。内臓脂肪は腹筋の内側や腸のまわりについた脂肪のことを言います。内臓脂肪型肥満になると、お腹周りが太くなります。本来肝臓や膵臓、筋肉には脂肪はたまりませんが、何かをきっかけにしてついてしまうことがあります。この脂肪は異所性脂肪と呼ばれています。

3つの種類の脂肪は、たまりすぎるとさまざまな生活習慣病を引き起こします。肥満になると病気を発症するリスクが高まると言われているのはこのためです。皮下脂肪が異常につきすぎると、体重が増えて体の各所に大きな負担をかけます。特に下半身の負担は大きく、膝や股関節を痛めやすくなります。皮下脂肪はのどの周りにつくこともありますが、気道がせまくなるほどつきすぎると、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすリスクが高まります。女性の場合、過度の皮下脂肪は女性ホルモンの分泌に影響を与え、不妊症や月経異常といった症状が出ることもあります。

たまりすぎた内臓脂肪は、さまざまな生活習慣病を引き起こす原因になっていますので注意が必要です。内臓脂肪が増えすぎるとその部分に炎症が発生しますが、体はその炎症に対応するため、血圧を上げる物質・アンジオテンシノーゲンや、血糖値を上げる物質・TNF-α(アルファ)を過剰に分泌するようになり、逆に血圧や血糖値を下げる働きをするアディポネクチンの分泌が減ってしまいます。この状態が続くと、高血圧や糖尿病を引き起こすリスクが高くなります。

増えすぎた内臓脂肪が原因で血栓ができやすくなります。高血圧や糖尿病が加わると動脈硬化が進み、脳や心臓と言った体の大切な部分を通る血管がつまり、心筋梗塞などの病気を引き起こすこともあります。内臓脂肪はがんや認知症といった種類の生活習慣病にも関係していると言われていますので、注意が必要です。

肝臓に異所性脂肪がたまると、脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝疾患を発症しやすくなります。脂肪肝を放っておくと肝炎や肝硬変、さらには肝がんへと症状が進んでしまう可能性も出てきます。筋肉についた異所性脂肪は、筋肉がブドウ糖を取り込む働きを阻害しますので、血糖値が高くなってしまいます。

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